膝の前十字靭帯とは?
2016.2.24
みなさんこんにちは!
京都市南区 平川接骨院の吉村です。
今回は膝の靭帯損傷についてご紹介します。
膝の周りにはたくさん筋肉や靭帯がありますが、
最も多く損傷する靭帯は前十字靭帯です。
前十字靭帯とは、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(スネの骨)をつなぐ靭帯です。
下の図を見てもらったら分かるように、
前十字靭帯は大腿骨の後ろから脛骨の前についている靭帯です。
前十字靭帯は膝関節の安定性を保つのにとても重要な役割を果たしています。

この前十字靭帯はスポーツで損傷する場合がほとんどです。
ジャンプ時の着地やターン動作でバランスを崩したときに損傷することが多いと言われています。
バスケットボールのターン時やピボット、バレーボールのジャンプの着地時に
ニーイントゥーアウト(膝が内側を向き、つま先が外側を向く)の姿勢
いわゆる膝を捻る動作で前十字靭帯の損傷されやすいと言われています。
前十字靭帯損傷には接触型と非接触型とに分かれており、
ジャンプの着地やターン動作での損傷は接触型に分類されます。
接触型はタックルなどの大きな外力が生じたときに起こります。
前十字靭帯は非接触型での損傷が多いと言われています。
前十字靭帯が損傷(断裂)してしまうと、膝くずれや膝の不安感を感じます。
また、受傷時に断裂音が聞こえる場合があります。
受傷時には痛みがありますが、約1ヶ月程経つと日常生活には支障をきたさなくなります。
前十字靭帯の主な症状は不安感です。
しかし、前十字靭帯は1度断裂してしまうと元には戻りません。
痛みがないから大丈夫と放っておくと膝の関節の中にある
半月板という関節のクッションもすり減ってしまいます。
また、膝に不安感があることから膝周りの筋肉
特に太ももの筋肉(大腿四頭筋)もうまく働かなくなり、
筋肉が硬くなり痛みが出現する可能性があります。
痛みがないからと放っておかず、不安なことがあれば
なんでもご相談ください。
平川接骨院/針灸治療院(南区本院)
京都市南区西九条西柳ノ内町28−5
075−691−6790